エンジニアブログ

ネオスの技術で、社会貢献を。ー「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」開発時のエピソードを紹介

こんにちは、OfficeBot開発責任者のKobaです

OfficeBot開発責任者のkobaです。 

当社のAIチャットボット「OfficeBot」を広く知って頂くため、これから私たちの取り組みや技術的な情報について、開発者の視点で発信していくことになりました。 
第1回は「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」を開発したときのエピソードです。

「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」とは?

 「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」は当社が開発した、新型コロナウイルスに関するQ&Aを集めたチャットボットです。調べたいキーワードを入力すると、関連する質問と回答が自動で表示されるため、検索の手間なく簡単に情報を参照することができます。

▼「ネオス、新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aチャットボットを開発 – どなたでも利用可能な形で無償公開」
https://news.neoscorp.jp/news-neosmbo-qa/
▼「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」専用URL
https://www.smartbot.jp/webchat/smbo_0016_0036r

「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」は、厚生労働省をはじめとした各省庁・世界保健機関(WHO)など、公的機関のWebサイト上にあるQ&Aを網羅的に収集。そのため、信頼性の高い情報のみを得られます。

「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」開発の背景

この 「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」の企画が持ち上がったのは、2020年3月上旬。前年末から新型コロナウイルスの感染が拡大し、世界的な流行となり、感染防止へ向けた社会的な動きが広まりはじめた頃です。

社会が不安に包まれ、ソースが不確かな情報が錯綜したり、それに伴う混乱が発生したりしていました。 

そうした中、当社の多数の社員からあがったのが「我々の技術を使って、何か社会へ貢献できることはないか」という意見。すぐに、具体的な企画検討が始まりました。

リアルタイムで、確かな情報のみをユーザーに届けるべく「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」を企画

検討を進めるうち、「信頼のおける情報ソースを取りまとめ、ユーザーに提供する」という企画がまとまりました。

「最新の情報を自動で集められる」かつ「ユーザーが簡単に情報を入手できる」方法を考えた結果、「QAサイトクローラーを利用したチャットボット」の企画が決まりました。

QAサイトクローラーとは、インターネットを巡回し、Webサイト上にあるQ&A情報を探して必要な部分だけを抽出するプログラムのこと。

厚生労働省をはじめとした各省庁・WHOなど、信頼性の高い公的サイトからクローラーがQ&Aを収集し、ユーザーがチャットボットに質問すると該当のQ&Aが表示される、という仕組みです。

チャットインターフェイスであれば、検索に慣れていないユーザーも情報を探しやすいと思います。そのチャットボットに鮮度の高い情報を掲載するには、リアルタイムに情報を収集するクローラーがベスト、という結論に至りました。

既存のQAサイトクローラーを利用し、すぐに開発がスタート

QAサイトクローラーであれば、以前当社で開発済みのScrapyをベースとしたプログラムがあります。これによりスピード感を持ってプロジェクトが進められるという算段がついたため、社内の承認を経て、すぐに開発がスタートしました。

今回の開発の場合、ざっくり分けると

  1. QAサイトクローラーを情報収集先のWebサイトに合わせ、カスタマイズする
  2. 収集した情報をチャットボットに登録する

という2段階の作業が必要です。

1.  QAサイトクローラーを情報収集先のWebサイトに合わせ、カスタマイズする

最初に、情報を収集する各Webサイトに対応させるため、QAサイトクローラーのカスタマイズをおこないます。

今回のチャットボットでクロールしているWebサイトは

  • 厚生労働省
  • 外務省
  • 経済産業省
  • 世界保健機関(WHO)

の4つです。

これらのWebサイトはすべて、インターフェイスもページの構成もバラバラ。そのため、各Webサイトごとに「このページにQ&Aがある」「この場所にQがあり、この場所にAがある」という部分を確認し、クローラーが適切に巡回できるようにする必要がありました。

2. 収集した情報をチャットボットに登録する

次に、収集した情報をチャットボットに登録します。

クローラーが収集したQ&A情報は、ボットに自動登録することも可能でしたが、今回は人間がひとつひとつ目視で確認しながら登録することにしました。

今回ユーザーに提供するのは、混乱を極めている「新型コロナウイルスに関連する情報」です。その特性上、万が一にも誤った情報は提供できません。

「文章が途中で切れていないか」「Webサイトの構成変更などにより、Q&Aが回収できない事象は起きていないか」などを確認してからボットへの登録をおこないました。

また、一度登録した情報であっても常に差分を確認し、誤りがないか確認をおこなっています。※この運用は現在も継続中

企画立ち上げから1週間で「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」をリリース

スムーズに開発が進み、企画立ち上げから1週間で「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」のリリースにこぎつけました。

これだけの速度でリリースできた理由は、以下の2つです。

  1. 迅速な対応を可能にするため、常にスタンバイ状態のチャットボットをストックしていること
  2. 社内の風通しがよく、素早い意思決定ができること

1.  迅速な対応を可能にするため、常にスタンバイ状態のチャットボットをストックしていること

1つ目は「お客様の要望があった場合、迅速に対応できるよう、常にスタンバイ状態のチャットボットをストックしていること」です。

当社では、ベースとなる部分を起動させた状態のプログラムを常時用意しています(= スタンバイ状態のチャットボットのストック)。

理由は、プログラムの起動は時間がかかるため。起動させた状態にしておくことで、お客様へスピーディな提供が可能になります。

プロセス実行中のボットはサーバーのリソースを食うのですが、迅速な対応のため常時ストックしています。

2. 社内の風通しがよく、素早い意思決定ができること

2つ目は「社内の風通しがよく、素早い意思決定ができること」です。

今回の「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」の場合、企画の立ち上げ後、企画スタッフが社内の関係各所にその旨を伝え、すぐに開発の承認がおりました。

開発スタッフはその間に

  • 情報のソースサイトの選定
  • 今回の開発内容に問題がないか法務に確認

などの先手を打っていました。

これは部署や役職の間に壁がなく、お互いを理解しあい、プロジェクトを進めようとしていたからだと思います。

社内の風通しがよく、意思決定が速いことで、企画〜開発〜リリースが想定しうる最速のスピードで達成できました。

チャットボットの開発・カスタマイズについて、お気軽にご相談ください!

無事リリースした「新型コロナウイルスQ&Aチャットボット」は、多くの方に利用していただいているようでホッとしました。

何もないゼロの状態からQ&Aチャットボットを作成していくのは、なかなか大変な作業です。しかし、今回のように「すでにQ&Aの元となるサイトがある状態」だと、短期間で対応できる場合がほとんどです。

「自社サイト内にQ&Aの元となりそうなページがあり、チャットボットに興味がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください!

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